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2013/12/24[Tue]












思えばそれは7月に、遠くに住む友人から家族アルバムを拝借していたときだった。

その中の1枚に、友人の母の若い頃の写真があって、
友人の母はその友人たちと5人で、巨大なサボテンの前で記念写真を撮っていた。
わたしはしばらくその写真が頭の隅の方に引っかかっていて
7月は夢にも出てくるくらいだった。




これはどこなのか教えてほしいと友人に連絡を取ると
「 ママに聞いたら伊豆のシャボテン公園だって 」と数分しないうちに返事が返って来る。

私の友人は、その写真の中の彼女の母に生き写しなくらいそっくりだった。
着ている派手めの色の服だとか、いっしょに写っている周りの友人たちの中でも
1番に目をひくタイプなところだとか、
そうゆうところも含めて本当に彼女は彼女の母親そっくりで、私はそれをとてもいとおしいと思った。



















広い園内で、絶えず注意を奪われる
思いがけずその場所は、7月に私が見たあの夢のようなところだった。

リスザルは私の腕や肩をくるくると走り回ったし、
シャボテンの温室は想像していたより、音もなく静かだった。





私は先のその写真にとても惹かれていたのだけれど、

私が同じようにサボテンの前で撮った写真は、
やっぱり友人の母のその写真のようには、まるでならなくて、

きっとそれこそが、わたしと彼女の違いであって
いつのまにか私は、写真の中の彼女の母親を、彼女として見ていて、
なんとなく写真のなかの彼女にとても嫉妬していた。




とどのつまり、私は彼女にはなれないということを、そうやって写真によって思い知るのだ。











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